私、すぐ筋肉がついて太くなってしまうんです…というお客様へ
筋肉ができあがるまでの時間とプロセス、そしてよくある誤解について
「ちょっと筋トレしただけで、すぐ腕が太くなるんです」
「引き締めたいだけなのに、筋肉がつきすぎて逆に太く見える気がして…」
トレーニングを始めたばかりの女性のお客様から、こういった声をよくいただきます。
今回は、この“筋肉がすぐ太くなる”という感覚について、実際の筋肉がつく仕組みやプロセスをもとに、よくある誤解を解きほぐしていきます。
そもそも筋肉は、すぐ太くなるものではありません
まず大前提として、人間の身体はそう簡単に筋肉がモリモリつくようにはできていません。特に女性の場合は、筋肥大(筋肉のサイズが大きくなること)に必要なホルモンである「テストステロン」の分泌が男性に比べて少ないため、筋肉が“目に見えて太くなる”には、相当な時間と努力が必要です。
筋肉が太くなるまでの一般的なプロセス:
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トレーニング開始(初期)
最初の1〜2ヶ月は、筋力の向上は「神経系の適応」によるもので、筋肉自体が太くなっているわけではありません。
→ 見た目に大きな変化はほとんど出ません。 -
3ヶ月以降
継続して適切な食事・負荷のかけ方・回復を繰り返して初めて、筋肉の断面積が少しずつ増えていきます。
→ それでも数ヶ月〜半年以上かかって、やっと少し変化を感じられるレベルです。 -
1年以上継続している場合
明確なボディラインの変化や筋肉の輪郭が見えてくるのは、この段階からです。
→ ハードにトレーニングし、食事にもかなり気をつかっている人の話です。
「太くなった気がする」の原因とは?
「腕が太くなった気がする」「脚がパンパンになった」
その感覚、実は筋肉ではなく、むくみや一時的な血流増加によるものかもしれません。
よくある原因:
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トレーニング直後の「パンプアップ」
→ 血流が増えて一時的にハリが出ているだけ -
慣れない動きによる筋肉の張りや炎症
→ 軽い筋肉痛などで硬く感じやすい -
塩分・水分の摂り過ぎやホルモンバランスによる「むくみ」
→ 実際には筋肉ではない
筋トレ=ムキムキ、ではなく「引き締める」ことが目的
筋肉が“適度に”つくことで、基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい体になります。そして、ハリのあるボディラインが生まれ、全体としては「引き締まって見える」ようになります。
筋トレによって太くなるというよりも、脂肪が落ち、筋肉がうっすら見えることでメリハリが出るのが本来のプロセスです。
まとめ:安心して、筋トレを楽しんで!
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筋肉は、簡単に太くなるものではありません
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「太くなった気がする」の正体は、むくみやパンプアップが多い
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適切な筋トレは、身体を引き締め、美しいシルエットを作ります
無理な食事制限だけで痩せるより、健康的に・美しく身体を整えるためには、筋トレは欠かせません。
「ムキムキになっちゃうかも…」と不安な方も、正しい知識でトレーニングを楽しみましょう!
あなたの理想に合わせたトレーニング、サポートします!
「引き締めたい」「健康的に痩せたい」「脚を細く見せたい」など、目的に応じたメニューをご提案しています。お気軽にご相談くださいね!