筋トレと有酸素運動、どちらを先にやるべき?目的別に科学的に解説!
フィットネスに取り組む人なら一度は考えたことがあるはず──
「筋トレと有酸素運動、どっちを先にやるべき?」
実はこの順番、何となくではなく明確な“目的”に応じて選ぶべきだということが、近年のスポーツ科学の研究で明らかになっています。
この記事では、筋トレと有酸素運動の効果的な順番について、目的別にわかりやすく解説します。
結論:順番は「目的」で決まる!
あなたの目的 | 優先すべき運動 |
---|---|
筋力アップ・筋肥大 | 筋トレが先 |
心肺機能・持久力向上 | 有酸素運動が先 |
ダイエット・脂肪燃焼 | 筋トレが先 |
では、それぞれの目的に対する「なぜそうなのか?」を科学的根拠とともに見ていきましょう。
① 筋力アップ・筋肥大を目指すなら「筋トレが先」
筋肉をしっかり鍛えたいなら、筋トレを疲れていない状態で行うことが最重要。
🔬 科学的根拠:
有酸素運動を先に行うと、筋肉内のグリコーゲン(エネルギー源)が減り、筋トレ中の力発揮や集中力が低下することが分かっています。
また、ある研究では「有酸素運動の後に筋トレを行うと、最大挙上重量と回数が減少した」と報告されています(Spence et al., 2010)。
② 心肺機能・持久力アップが目的なら「有酸素運動が先」
ランニングやスポーツのパフォーマンス向上を狙うなら、有酸素運動に集中できる環境が大事です。
🔬 科学的根拠:
筋トレ後に有酸素運動を行うと、筋疲労が影響し、パフォーマンスが下がる恐れがあります。
心肺系のトレーニング効果を最大限に引き出すには、疲労のない状態で走る・泳ぐといった運動を行うのがベストです。
③ 脂肪燃焼・ダイエットが目的なら「筋トレが先」
意外に思うかもしれませんが、ダイエットを目的とするなら筋トレ→有酸素の順番が効率的です。
🔬 科学的根拠:
筋トレを先に行うと、成長ホルモンやアドレナリンが分泌され、脂肪燃焼スイッチが入る状態になります。その後に有酸素運動を行うことで、体脂肪のエネルギー利用が促進されるのです。
補足:筋トレと有酸素運動を同日にやるとどうなる?
☠️ 干渉効果(Interference Effect)とは?
筋トレと有酸素運動を連続して行うことで、一方の効果が打ち消されてしまう現象。特に、長時間の有酸素運動が筋肉の合成に悪影響を及ぼす可能性があります。
✅ 対策:
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1日の中で時間を空ける(30〜60分以上)
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曜日で分けてトレーニングする(例:月水金=筋トレ、火木=有酸素)
まとめ:目的に合わせて正しい順番を選ぼう
運動の順番は、「やりやすさ」ではなく**「目的」**で決めるのが大原則!
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筋肉をつけたい → 筋トレ→有酸素
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持久力をつけたい → 有酸素→筋トレ
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脂肪を落としたい → 筋トレ→有酸素
何となく両方やっていた…という人は、ぜひこの機会に順番を見直して、効率的に目標達成を目指しましょう!
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